
執筆者 山本ひつじ2025年5月27日
厚生年金、もう廃止で良くない?という話
厚生年金の積立金を国民年金の給付原資に活用する案が大筋合意、とのニュースが出ました。
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20250526-OYT1T50146
この施策で厚生年金も基礎年金も安定する……という話は、まぁ理解できなくなくはない。運用成績いいからね。

でもやっぱり厚生年金保険の保険料払ってる人はおもしろくないよね。
会社員というだけで徴収されて、会社員じゃない人の給付のために使われる。富裕層ならまだノブリスオブリージュだとかの理屈が通用するかもしれないけど(するかな?)、今の会社員は決して裕福じゃない。
私は厚生年金不要論者なので、やっぱりもう厚生年金やめて、国が主導する年金保険制度は国民年金だけでいいんじゃないか、と思います。
というか、もう保険制度じゃなくて福祉制度でいい。保険料じゃなく用途限定の税金として徴収して、保険給付じゃなくベーシックインカムに近い形として年金を支給する。
すごく乱暴な言い方をすれば、個人が自由に使えるお金を増やして、将来のプラスアルファは自分で考えればいい。自己研鑽に使うも、資産形成に使うも、趣味に使うも貯金するも自由。でも、どんな使い方をしたとしても、最低限の生活費だけは国民年金で賄えるだけの財源確保と運用を目指す。
財源確保が難しいというのは重々承知のうえだけど、そういう社会福祉のほうがいいんじゃないかなと、年金の勉強をしたときからずっと思っています。
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